「ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式」のまとめ

「ニュータイプの時代 新時代を生き抜く24の思考・行動様式」のまとめ

思考・行動をアップデートせよ!

山口周氏の著書『NEWTYPE ニュータイプの時代』は、社会構造の変化を読み解きながら、新時代を生き抜くために必要とされる思考・行動様式を解説する一冊です。

この本から得られるもの

・ニュータイプへシフトすべきな理由が分かる

・自分の価値観を見直す機会となる

・今後どういう価値観を持っている人が生き残るのかを知れる

ニュータイプへシフトする6つの背景

  • モノが過剰で意味が希少な時代になっている

  • 問題が希少化し正解が普遍化している

  • クソ仕事が蔓延している

  • 社会のVUCA

  • スケールメリットの消滅

  • 寿命の伸長と事業の短命化

以上が、これまで成功した人材=オールドタイプから、これから成功する人材=ニュータイプへの変化を誘発する要因となっている6つのメガトレンドだと主張しています。

価値創造 〜正解は求めなくて良い〜

  • オールドタイプ: 正解を探し、未来を予測する
  • ニュータイプ: 問題を探し、未来を構想する

ビジネスは「問題の発見」+「問題の解決」で成り立っています。これまでの日本は、問題解決をできる人が重宝されていました。

しかし、モノが溢れて問題解決の手段が溢れている現代では、正解の価値は相対的に低くなり、問題解決が得意なオールドタイプよりも問題を発見し提起できるニュータイプの価値が高くなっています。

「問題の不足」という状況も、そもそも人々が予測ばかりで動いていて、こんな未来を作りたいということを考える構想力の衰えていることが原因となっています。

ニュータイプはイノベーションより課題の発見に注力します。 手段ではなく、解決したい課題に焦点当ててのがいるのがニュータイプだということです。

競争戦略 〜数値より意味を求めよ〜

  • オールドタイプ: Howを示して、数値で管理する
  • ニュータイプ: WhatとWhyを示して、意味を求める

現代では、生産性は上がっているはずなのに労働時間が減っていないのはクソ仕事が増えているからです。多くの人が意味ややりがいを感じることができていません。

人的資源には可変性があり、人の能力は静的ではなく「意味」によって大きく変わります。

ひたすらにKPIや決まったやり方で管理しようとするオールドタイプは、組織からモチベーションを奪い、パフォーマンスを低下させます。

思考 〜「論理」+「直感」〜

  • オールドタイプ:論理だけに頼り、生産性だけを求める
  • ニュータイプ: 直感も取り入れ、遊びを盛り込む

この変化の激しい現代において、「役にたつかどうか」「効率的か」などしか考えず、「遊び」のもたらす偶然の機会を排除しようとするのは典型的なオールドタイプの考え方です。

論理ばかりを追い求めていては、「差別化の喪失」「方法論の限界」「意味を作れない」という壁に打ち当たることになり.パフォーマンスは低下することになります。

もちろんこれは、論理を捨てろということではなくて、論理と直感を状況に応じて適切に使いこなすことが重要です。

オールドタイプが常に論理的であろうとするのに対し、ニュータイプは状況に応じて論理と直感をしなやかに使い分けます。

そして、ニュータイプは「規律」のなかに「遊び」を戦略的に入れ込むことによって、偶然のもたらす大きな飛躍=セレンディピティを追求します。

学習 〜経験よりも学習能力を頼れ〜

  • オールドタイプ: 要約・理解し、経験に頼る
  • ニュータイプ: 傾聴・共感し、経験をリセットし、学び続ける

これまで経験の価値が高かったのは、経験によってパターン認識力が向上しパフォーマンスが上がるからという理由があった。 しかし、環境変化が著しく早い現代でパターン認識力の価値は減ってきています

過去の経験からパターンを当てはめて「わかったつもり」になっているオールドタイプは時代の大きな変化の予兆を見逃すことになります。

それを防ぐためにも、他者の声に耳を傾け、共感することで新しい気づきの機会を作り学んでいくことが大切になります。

経験に価値が減ってきている今日では、「経験に頼らず、古い学びをリセットし、学びをアップデートする人」が大きな価値を持ちます。

まとめ

最後に、ニュータイプとオールドタイプの違いを表でわかりやすく示しています。

オールドタイプ    ニュータイプ  
正解を探す      問題を探す
未来を予測する    未来を予測する  
数値で管理する    意味を与える
生産性を上げる    遊びを盛り込む
ルールに従う     自分の道徳観に従う
数値で管理する    組織間を越境する
計画を綿密に立てる  とりあえず試す
奪い、独占する    意味を与える
経験に頼る      学習能力に頼る

この本を読んで、時代の移り変わりと共に人間の価値観や考え方も変化し続ける必要があることが分かりました。 新しい時代を生き抜くために必要な考え方が詰まった素晴らしい一冊でした。

皆さんもぜひ読んでみてください。ありがとうございました。

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