【Docker入門】(1) Dockerの基本概要を学んでみる
前回に続いて、Dockerの基本知識や機能について学んでいきたいと思います。 前回の記事をまだご覧になられていない場合はこちらから
Dockerの基本知識
Dockerは、コンテナ仮想化を使用しアプリケーションの開発・実行環境を構築、運用するためのプラットフォームです。アプリケーションの実行に必要なものを1つにまとめ、パッケージ(イメージ)として管理することで、開発の時間の短縮や可搬性を上げることができます。
作成したDockerイメージは、配布可能であるためDockerをインストールしている環境であれば、Dockerイメージを共有することで本番環境、開発者環境を統一することができ、環境の違いによるトラブルを最小化することが可能になります。

Dockerの人気
GoogleTrendsで「Docker」というキーワードで検索してみたところ、かなり人気度は上がっていることがわかりました。

また、Dockerは「Amazon Web Services」(Aamazon)や「Google Cloud Platform」(Google)、「Microsoft Azure」(Microsoft)などの有名なサービスにおいても採用されており、実際の開発現場でも広く普及しています。
実際に、私のインターン先でもDockerを使用しています。
Docker以外のコンテナ仮想化ソフトウェアとして、「cri-o」や「containered」などもあるみたいです。
Dockerの導入
インストール方法などは公式サイトを参照してください。
- docker - https://www.docker.com/
- docker hub - https://hub.docker.com/
- docker docs - https://docs.docker.com/
Dockerの基本的な構成

Dockerコンテナ
- Dockerイメージから作られる、Dockerにおける仮想環境です。
Dockerイメージ
- Dockerコンテナの雛形となるファイル群のことでコンテナのファイルシステム、設定をひとまとめに保存しています。。DockerイメージからDockerコンテナが作成されます。
Dockerサーバ
- Docker本体ともいえる、コンテナ・イメージの管理を行うサービスです。
Dockerクライアント
- ユーザが実際にDockerを操作すル時に使うコマンド、GUIツールのことで、Dockerを利用する周辺ツールも含まれます。
Docker Hub
- Docker社公式の様々なDockerイメージが格納されているサーバのこと。多種多様なOS、アプリケーションのイメージが公開されており、誰でも自由に利用することができます。
Dockerの基本コマンド
バージョン確認
$ docker version
Dockerの起動状況確認
$ docker ps
Docker イメージの取得
$ docker image pull [オプション] イメージ名
Docker コンテナ生成(+起動)
$ docker container run [オプション] イメージ名
Docker コンテナ起動
$ docker container run [オプション] イメージ名
Docker コンテナ停止
$ docker container stop コンテナ名
Docker コンテナ削除
$ docker container rm [オプション] コンテナ名
次回は、実際にDockerfileを使ったサーバーの構築などについて試してみたいと思います。